ごあいさつ
謹啓
この度、公益社団法人日本口腔インプラント学会第44 回関東・甲信越支部学術大会の大会長を仰せつかっております児玉利朗でございます。
新型コロナ感染症(COVID-19)拡大により、これまで大きな社会問題として約3年間にわたり通常の社会活動が制限され、対面での学会開催も困難な状態でした。昨年5月より、この感染症の分類が5類感染症に移行したこともあり、通常の社会活動が取り戻され、第43回本学会支部学術大会(2024年、東京)は久々の対面形式の開催となり、学会自体大きな盛り上がりを見せました。
今回第44回大会は、「健康長寿をサポートするインプラント治療」のメインテーマを掲げ、メインシンポジウムとして総合内科、消化器内科、循環器科、高齢者内科(認知症)の各専門医から口腔と健康科学の観点から、超高齢化社会におけるインプラント治療の在り方について提言をいただくことにしています。それに合わせて、国民や社会に対しインプラント専門医がどのような責務を果たすべきかについいての特別講演を企画しております。
その他、シンポジウムは7演題を予定しております。長期に安定した予後を確立するために、日常臨床における多角的なテーマにフォーカスを絞り、各領域のエキスパートの先生方にシンポジストとして、診断・治療技術・デジタルワークフロー・メインテナンス(SPT)・チーム医療など、ご講演いただきます。また、専門医教育講演、専門歯科衛生士教育講演、専門歯科技工士教育講演、市民公開講座、一般演題、ポスター発表、ハンズオンセミナー、ランチョンセミナー、企業展示なども企画しております。本学術大会では、インプラント治療の専門的なチームアプローチ治療をベースに、超高齢化社会の到来を見据えた長期的に安心できるインプラント治療について議論を深めたいと考えております。
大会会場は、利便性に優れたパシフィコ横浜ですので、周囲には様々な商業施設や観光施設もございます。多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
謹白
第44 回関東・甲信越支部学術大会
大会長 児玉 利朗
(神奈川歯科大学附属 横浜クリニック)